センターの活動 Work

Work Report 活動報告

共創アクションの実施

【開催報告】「誰一人取り残さない」キャンパスを目指して、共創セッション開催!

ダイバーシティ共創センターでは、「誰一人取り残さない」キャンパスの実現を目指して、学生・教職員などの多様な参加者が、それぞれの立場を超えて意見を述べて交流し、少数意見も大事にされる対話を行う「共創セッション」を実施しています。

2023年度最初の共創セッションを、5月20日と6月3日に新松戸キャンパスで開催し、延べ21名の学生・教職員が参加しました。

昨年度は、企業や自治体、プロチームなどに対話に基づく共創セッションを導入している専門家の指導を受けて共創セッションを開催し、学生・教職員はセッションに参加しながら企画や進行の仕方などを学びました。今年度からは、学生メンバーが中心となってセッションを企画し、役割分担して進行を務めています。

【共創セッションで大事にしていること】
学生・教職員など、立場や経験、価値観などが大きく異なる多様な参加者が参加する共創セッションで大事にしているグランドルールは、以下の通りです。

・一人ひとりの「想い」を大切にする
・お互いの違いや多様性から学び、アイデアを生み出す源泉とする
・参加者全員で発言機会を提供しあい、よい関係性をつくりあげる
・ただ話すのではなく、その場で感じたことを大切にする
・今日この場で一緒になった縁を大切に、アクションを支援し合う

多数決や経験者の意見を尊重してもっともらしい解決策を導き出すのではなく、どの意見もすべて尊重して、様々な意見の中から、思いつきや普段聞き逃している小さな声にも耳を傾けて、誰一人取り残さない、すべての人が前向きになれる未来を共創するための対話を大事にしています。

▶5月20日(土)「イキイキしたRKUの姿とは」をテーマにした共創セッション
企画からかかわっいてる3名の学生が、教員のサポートを受けながらファシリテーターとして進行役を務めました。はじめにダイバーシティ共創センターのビジョンを共有した後、初対面の学生・教職員も既知の者同士も打ち解けてそれぞれの想いを伝えあえるように、自己紹介を兼ねて緊張をほぐすためのアイスブレイクを行いました。

その後、学生・教職員ができるだけ混在するように3,4人の小グループに分かれ、本学が目指す「誰一人取り残さない」キャンパスの実現に向けて「イキイキしたRKUの姿とは」について対話を行いました。次に、小グループの代表を1人だけ残して、他のメンバーは別のグループに移動して新しいグループで対話する「ワールドカフェ」という形式で対話を重ね、参加者全員がセッション全体で交わされていた様々な意見に触れた後、思い描いた「イキイキしたRKUの姿」が実現した時の学生あるいは教職員のイキイキとした様子をワークシートに記入して貼りだしました。

対話から、ワクワクするようなイベント、楽しい授業、一人でも充実した時間が過ごせる場所、集中して勉強できる場所や機会など、地域の人たちとの交流など、様々な意見が出されました。

最後には、センターに期待することを付箋に書き発表し合いました。「こんなこと大学でできるの?」と思うようなこと、「RKUでしかできないこと」をやってほしい等のたくさんのアイデアがでました。これなら、出来そう、面白そうというアイディアを幅広く共有しました。初参加の学生からは、「初対面の人とこれだけ話せるとは思わなかった」「大学の先生とこんなことを話したのは初めて」といった感想も聞かれました。

▶6月3日(土) 「誰一人取り残さないキャンパスの実現に向けて何ができるだろう」をテーマにした共創セッション
企画に参画した学生、教職員で5月20日の共創セッションを振り返り、初参加の人が楽しんで対話でき継続してかかわってくれるような雰囲気づくりや、「誰一人取り残さないキャンパス」実現に向けてのアクションが引き出せるような問いの設定について話し合いました。

6月3日の共創セッションでは14名の 学生、教職員が参加しました、
交流しやすい雰囲気の場所としてICP〈国際交流センター)で開催しました。
今回は初めて最初から最後まで学生ファシリテーターが進行役を務めました。

アイスブレイクでは、座っての活動ばかりだったという前回の反省から学生ファシリテーターが提案した、身体を動かした「ジャンボじゃんけん」を行いました。終始笑いが響き自然に緊張もほぐれ交流ができました。

5月20日の対話で出されたアイデアを共有した後、「『誰一人取り残さない』 キャンパスの姿を実現するために何ができるだろう」「明日からなにができるだろう」について対話を行いました。教員と学生がざっくばらんに話せる機会や教員カフェ、教員を昼食に誘う、飲みに行く、学生が入りやすいように研究室のドアを開け放つ、空きコマに教員から授業以外の専門的な話を聞ける場所や機会の提供など、教員と学生の交流を促すアイディアがたくさん出され、すぐにできることは明日から取り組んでみよう、小さなことでも出来ることがあると、互いの意見からの気づき、アイデアが膨らみました。

2回の共創セッションで、4年生の古徳さん、駒崎さん、2年生の黒澤さんが初めてファシリテーターを務めました。随時、ファシリテーターへ挑戦したい方を募集中!!!

【参加者からの感想】
・学生がファシリテーターを行うのはよい。
・普段話せない教員と話すことができた。
・交流できた。
・対話から気づきが生まれた。
・2回に分けての開催により、深い対話やより多くの人と話すことができた。/今回のセッションで出たアイデアを具体化して実現させられるような、自分が今できる行動を考えるいい機会になりました。

【ファシリテーター感想】
これまでとは別の立場からこの共創セッションに参加し、違った感じ方で対話に取り組むことができました。とても、緊張しましたが普段の大学生活ではあまり体験できないものを体験しやってみて良かったと思いました。

ダイバーシティ共創センターでは、誰一人取り残さないキャンパスづくりを目指して、学生・教員・職員や学内の様々な人たちとの対話を通じて課題解決を考える共創セッションと、課題解決に取り組む共創アクションを実施しています。随時参加できますので、興味のある方は是非ダイバーシティ共創センターまで気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先:diversity@rku.ac.jp

2023.06.29

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