センターの活動 Work

Work Report 活動報告

教育と啓発活動の推進

第4回 地域みんなで子育てを“プレイセンターに学ぶ子育て講座”を開催!

9月26日(火)常盤平市民センターにて、林浩子先生(JTBニュージーランド勤務・元ニュージーランド公立幼稚園教員・プレイセンター参加者)をオンライン講師としてお招きし、第4回目として「ニュージーランドにおける実践」をテーマに講座を開催しました。
一般の方8名が参加し、ニュージーランドに滞在する林先生とオンラインで繋ぎました。

プレイセンター発祥の地ニュージーランドで活動していた林先生からプレイセンターでの一日の流れや活動実践、親教育プログラムの中身に至るまで詳しく教えてもらいました。
また、現地のプレイセンターでは、バイカルチャー担当の委員もおり、多国籍の家族が所属しているとのこと。そのため、参加する子どもの誕生日の際は、様々な言語でバースデーソングを歌ったり、多文化に触れたりするイベントを企画するそうです。このように他者から「自分が大切にされる」経験を積みながら、参加家族の所属感や自己肯定感が育まれていくとのことでした。

林先生の講座の中で、プレイセンターでは、助け合いを基本としているため、プレイセンターの参加効果を以下のように語っていました。子どもたちは小学校にあがる前に、柔軟性や想像力、思いやり、社会性、言語力を安心して学ぶことができ、大人である自分にとっては、地域とのつながりや子育てに対する自信ができる場所だったと話しており、常盤平でも実現したい取り組みだと改めて思いました。

講座参加者から林先生に質問する時間が設けられ、以下の回答がありました。
Q.プレイセンターでは子どもたちにどのような呼ばれ方をしていますか。
A.大人も学ぶ環境で同じ土俵に立っていることもあり、「先生」ではなく名前で呼ばれています。

Q.本場ニュージーランドのプレイセンターで苦労したことは何ですか。
A.英語の面で苦労をしたが、わからないことは教えてくれる環境があった。

Q.子どもがイヤイヤ期に突入している中で、プレイセンターで学んだことや接し方を教えてください。
A.例えば、物を投げてしまう子どもに対して、物を投げていい場所や的を定め、その場所だけで物を投げてもらう等の対策をとっていた。

次回は、10月18日(水)10:30~12:00常盤平市民センターにて、「プレイセンターの学習会を体験してみよう」をテーマに講座を開催します。講師は、日本プレイセンター協会の理事であり、北九州市立大学でプレイセンター・ハロハロの活動を行っている岩丸明江先生・中村智香子先生になります。

残り3回の講座になりますが、参加を希望している方も随時受付可能です。
お問い合わせ先:佐藤純子 教授(流通経済大学 社会学部)junsatoh@rku.ac.jp

その他、ご質問等はダイバーシティ共創センターまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:ダイバーシティ共創センター diversity@rku.ac.jp

2023.10.03

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